04年の春は遅い


今年も例年のごとくゴールデンウィークがやってきました。
どこへもお出かけ予定も無く
待ち焦がれている春を掴んだ手応え大きくて・・・

本当に近い親類を尋ねるがごとく古い記憶を辿って確認と
記憶の集落が消える危機感も合わせ持っています。
幼い夏休みを過ごしたあの小学校は?
アレー! 廃校になっているみたい。
そしたらね、すぐ前にあった小さな雑貨店と・・?
町並みに(町並みが無い)も小学校にも遊んだ記憶と
辿りつく物は一つとして見つけられない(シュン)
橋があってその設立年月日は・・・?
当時を思い出せる物は無く、山奥へ進んで春を掴み取りました。
イベントよりも山奥の小さな名も無い花(?)を追いかけている方が好き。
特に例年と変わらず同じ花ですが春を感じての一枚です。
ちょっと、寄り道をして行きませんか?

撮影日2004年5月1日

エゾエンゴサクの白色を発見しました。
道端でひっそりと咲くエンゴサクと思っていましたが
この先に広がる群生はお見事以外にありません。
新種発見になるかしら?
imkの名前が残って・・イヤイヤ、植物図鑑に
「白色もあり」と、付け加えられるだけかもしれませ
んね。ピンク、白色有りと書いてありました。
本日の大きな目的はこのカタクリの花の群生地へ
行って、咲いているかどうかの確認でありました。
10年くらい前のGWに母を実家近くまで連れて行った
事がありました。北海道開拓民として移住した母の
実家は岐阜から来た時の寒い北海道暮らしに・・・
どんな思いが去来していたのでしょうか。
想像だにできないのでありました。
行き止まりとなっているところがカタクリの群生地だっ
たんです。足の踏み場に困ったのを思い出しました。
ちょっと早いかな?でもこの花が私を迎えてくれました。
キンバイソウもみつけました。この群生ももう少しすると
珍しいことではなく、普通に見る事ができるんですが、
最初は嬉しいけど、感動もそれなりにあるんですが・・
群生する風景の一部におさまってしまう景色も好きです。
牧草地の一部が黄色に染まるんです。
小さな花も集まれば北海道の風景つくりに大役を
担っているんです。
ニリンソウです。日当りが良いのでしょうか?
それとも土地が肥えているのでしょうか?
3輪の花が付いています。
可憐な白い小さな花ですがこの花を見ると逞しく見
えるのは、私だけかしら。
春には小さな花が沢山咲きます。
この花ももっと小さな花というイメージが強くて、
「エ・エ・エエッツ・・・!」
キャー!嬉しい!
可憐なエゾイチゲの花が咲いている。
よーくみてみたら蕾がイッパイで・・・
カタクリとの二重奏で周囲が白と薄いムラサキ、
緑色の奏でる地味な花園を覗きこんでいる
ガリバー気分です。
日が長くなりました。と、言いつつも夕暮れは早い。
まだ、付近の農家のおじさんが作業中です。
「これから先は新入禁止」と、急に立て札があってもさ
左に渓谷(川が泥水含みで)その川に沿って
道路があるので右が山です。
昔、遊びに来た時につり橋を渡ったよ!
お手製のつり橋がいっぱいありました。
さすがにつり橋は消えました。
このエゾシカは面白いことに全く逃げ様としないんです。
逆に人間を観察するがごとく・・・・?
「2本足のあの動物は?何をしているの?」
「動く四角い箱は何だろうネ」「私達に危害を加えない
らしいね。充分気をつけてネ」 そうです。
カタクリとエゾイチゲの二重奏です。
小さいけれどギョウジャニンニクも
食べ頃?数本ゲットしました。
大変足場が悪くて、人間の背丈
くらいの所に咲いているんです。
でも、道路脇から3mくらい離れて
いるでしょうか
デジカメでこの小さな花を撮るため
に、何度もずり落ちて・・・。
本当に足を置く場所もないんです
よ。
エゾエンゴサクの群生地を探し求めて
見るところ、全てが「わー!すごい」と
連発していましたが、太陽も西に傾いた
光の中で見た森林公園の中の花畑
ここ最近の最高のエンゴサクの群生地
と 私の目に写りました。
写真の腕がもう少し良ければ、もっと
素晴らしいように見えるんです。
美しいと感動したままに表現できない
未熟者です。
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